つい読んでしまう文章と、そうでない文章。
この違いは、その情報に新しい発見、気付きがあるかどうかです。
とは言っても、情報過多ですべての情報が検索すればある時代に、
どうすれば新しい発見のある文章にできるのか。
これを解説していきます。
文章に「新しい発見」がないと離脱につながる
そもそもなんで、「新しい発見」が必要なのか。
それは、飽きさせないため。です。
当たり前のことを、ふつーに言っても、
そんな情報知ってるよ。となるだけ。
たとえば、文章を少し学んでる人に、
「文章はシンプルに書きましょう」
こういうノウハウを伝えても、「いや知ってるよ」となるはずです。
「知ってる情報」しかない場合、人はどうするのか。
その文章から離脱するわけです。
ましてや、〇〇さんの情報はつまらない。
こう思われたら、もうあなたのコンテンツは見られなくなってしまいます。
ではこの文章を新しくするなら、どうすればいいのか。こんな感じです。
「文章を書く最大のコツは、書かないことです」
この文章では、「文章=書くもの」という概念を壊す常識破壊という方法で、「新しさ」を演出しています。
内容は同じ。
でも伝え方が少し変わるだけで、読まれる文章に一瞬で変化します。
「新しい発見」を文章に組み込む裏技3つ
「新しい発見」の重要性を理解したうえで、次はどうやって「新しさ」を演出するのか。です。
具体的な方法が3つあります。
✓ 視点を変える
いつもの視点から、見る位置を変えてみましょう。
ようは違う方向から、物事を見るということ。
たとえば、
「文章はシンプルに書きましょう」
これを違う視点からにすると、
「複雑に書けば書くほど、読者は離れていく」
こんな文章になります。
単純に逆転させるだけで、
「シンプルに書こう」よりは、「新しさ」が見えるはずです。
✓ 1ミリずらす
知ってる言葉から、1ミリだけずらすんです。
いわゆる造語をつくるイメージ。
たとえば、
ベネフィットという単語の説明をするとき、
普通なら、「理想の未来」と説明するはず。
でも、1ミリずらして、
「理想の世界」と説明することで、「新しさ」を加えることができます。
他にも、
「TTP(徹底的にパクる)」をずらして、
「強奪スキル」「略奪メソッド」「戦略コピー」など言葉にすると、人は「新しさ」に反応にして興味を持つんです。
✓ T型で深く掘る
Tの横軸は幅広さ、縦軸は専門性の深さです。
ひとつでも、専門性を身につけるとその分野ではスペシャリストになれます。
僕の場合は、脳外科専攻だったので、脳・心理このあたりはかなり詳しいです。
ひとつの分野に詳しくなって、それを説明に混ぜ込むと、
「頭いいー」ってなるんです。
で、人は「頭いいー」と思う人から教えてもらいたいわけで、
コンサルとかを売るなら、この先輩、先生ポジションを取るのは必須になります。
そうは言っても、専門分野なんてない…
っていう人はこれから作ればOKです。
だいたい3ヶ月あれば、その分野には相当詳しくなります。
自分の興味があるジャンル、好きなこと。なんでも結構ですので、深掘りましょう。
哲学でも、宗教でも、アートでも、まんがでも、睡眠でも、建築でも、ビジネスに関係なさそうなものでも大丈夫です。
むしろそのほうが「新しい気づき」があります。
まずは3ヶ月徹底的に潜りましょう。
自己理解と学習が鍵【得意を伸ばす】
今回はライティングのコツとして、「新しさ」を取り入れる方法を解説しました。
- 視点を変える
- 1ミリずらす
- T字で深く掘る
ようは自分の得意を活かして深堀り、視点や語彙を増やそうということです。
自己理解と、学びあるのみ。
知識をきちんと入れて、価値提供をしていきましょう。