ライティングにおいて、
読者が思わず続きを読みたくなるような
「興味づけ」を入れるのは大切ですよね。
特に、
常識を覆す「常識破壊」を取り入れると、
読者の予想を裏切り、一気に注意を引き付けることができます。
常識破壊と興味づけ
そもそも常識破壊というのは、
相手が当たり前だと思っていることを裏切る。
そんなライティングの方法です。
食べて痩せる、とか
（食べたら太るのが常識だから）
1ヶ月で100万稼ぐ、とか
（1ヶ月平均20〜30万が常識だから）
このような常識の破壊です。
常識（当たり前）というのは、
どんな発信ジャンルにも必ず存在します。
ビジネス系でも、
ファション系でも、
暮らし系でも、
なんでもです。
その常識を破壊することで、
興味付けを行うことができるんです。
✓ 常識を覆し、興味づける
人間の脳は「知っていること」や
「予想通りのこと」には
強い関心を持たないんです。
逆に、
予想を裏切る表現や
意外性のある内容に出会うと、
脳が「報酬」として感じる興味が高まるのです。
この効果をライティングに応用することで、
以下のようなメリットが生まれます。
✓ 読者の注意を引き付ける
常識を否定する内容や意外な事実は、
読者に「何か新しい発見があるかも」と思わせ、
続きを読んでみようという気持ちを引き出します。
✓ 記憶に残りやすい
驚きが伴う内容はエピソード記憶として残りやすいです。
✓ 行動に結びつきやすい
常識を覆す内容は脳の「やってみたい」
という衝動を刺激するため、
最終的に商品購入やSNSシェアといった行動に繋がりやすいのです。
常識破壊ライティングの2つの心理トリック
常識破壊は、逆張りとか、
とんでも理論のことではありません。
なんでもかんでも、
逆に言えばいいっていうわけじゃないんです。
常識破壊ライティングで必ずおさえておくべき、
2つのポイントを紹介します。
✓ 常識破壊は「加工技術」
常識破壊は加工の技術です。
「文章はシンプルに書きましょう。」
を常識破壊するなら、
「文章で稼ぐなら、文章は書かないことです。」
このように、
どんな文章でも、
常識破壊に加工することができます。
ポイントは、
よく言われている言葉とは、
違う言い回しを考えること。
- 言葉を入れ替える
- 切り口を変える
などで、よくある情報でも加工することは可能です。
詳しくは下記の記事を参考に。
✓ 信頼性を重要視する
最後は信頼性です。
方法は2つ。
- データや根拠で、主張を肉付ける
- 一貫した発信で、信頼を得る
1つ目はデータや根拠をいれることです。
ただのキャッチフレーズで終わらせないために、
信頼性のあるデータを入れて脳に「確かにそうかも」と思わせます。
たとえば、
「実は、成功した企業の80％は
SNSマーケティングにおいて△△を重視していない」
など、具体的な事実や統計が効果的です。
もう1つは一貫した発信です。
「フォロワーいなくても稼げます」と、
主張したのであれば、
「やっぱりフォロワーは必要です」とかって
主張をコロコロ変えるのではなく、
一貫して、
主張し続けるのがポイントです。
コロコロ意見が変わる人に信頼はつきにくいですからね。
注意が必要です。
実践ステップ：常識破壊ライティングの進め方
Step 1. ターゲットの常識を知る
まず、読者がどのような「常識」を持っているかを
リサーチし、リストアップします。
たとえば、SNSマーケティングであれば
「フォロワー数が多いほど効果がある」という固定観念があるかもしれません。
他にも、
毎日投稿しないと投稿が伸びにくくなる
長文投稿しないとインプが伸びない
今は動画の時代だから、動画やらないと伸びない
このようなターゲットの常識ですね。
Step 2. 常識を覆すキャッチコピーを作成する
リサーチした常識を逆手に取り、
「フォロワーが少なくても売上が伸びる理由」のように、
興味を引くキャッチコピーを作りましょう。
意外性のある表現が、
脳に「続きを知りたい」と感じさせます。
Step 3. 具体的なデータで納得させる
キャッチコピーに続く本文では、
データや事例を交えて説得力を高めます。
これにより、「矛盾の真相」を知りたい読者が納得し、
信頼感が生まれます。
例えば、
「少人数のフォロワーでもエンゲージメントが高い方が成果が出る」
などの具体的な例を提示します。
それに伴う証拠のスクショなどもあると、
さらに信頼性は高まります。
顧客理解がキモとなる
常識破壊は、
まずはターゲットの「常識」を知ることが先決です。
そして、
その常識を知ったあとは、
自分の知見なども交えて、
その常識を覆す情報に加工すればOK。
難しそうに見えるかもですが、
何度も練習していくうちに、
意外と簡単にできることに気づくはずです。
ただ、
これは自分の体系化された主張ありき。
自分の主張がコロコロ変わりすぎるのはNGなので、
主張を作るのが難しいという方はまずは、主張づくりから。
