こんにちは、ききです。
SNS運用でうまくいっているアカウントは、
教祖型、教義型、もしくはバランス型での運用がほとんど。
ですがこの視点が抜けていてうまくいっていない。
そんな発信者の方も多いんです。
そこで今回は、
- 教祖型、教義型のSNS運用の違い
- 教祖型、教義型の運用戦略
を解説していきます。
教祖型と教義型の運用方法の違い
まずはじめに言うと、どっちがいいっていうものではありません。
教祖型、教義型どっちにも良さがあり、
さらには、バランス型もあるので、
どういうアカウントにしたいのかっていうのはグラデーションになります。
簡単に違いをお伝えすると、
【教祖型】
圧倒的なカリスマ性を持った発信
トップダウン型のアプローチで「教える」が主軸
例:お金の大学両学長、ホリエモンさん、イーロン・マスク
【教義型】
「情報」に価値を置いた発信
自律分散型のアプローチで個人で「考える」が主軸
例:中田敦彦さんのYouTube大学、マナブさん、イケハヤさん
上記のような違いがあります。
それぞれがフォロワーに与える影響について、
もう少し深ぼっていきます。
✓ 教祖型アカウントの心理的・脳科学的な効果
✓カリスマの影響と報酬系
教祖型アカウントでは、
強いカリスマ性を持つリーダーがSNS上で発信することで、
フォロワーの脳内の「報酬系」が刺激されます。
これは、
好きな芸能人やリーダーから
直接語りかけられたと感じることで、
ドーパミンが分泌され、喜びや期待感が強まるためです。
✓同一視と心理的影響
教祖型のリーダーはフォロワーにとって
「理想の自分」や「なりたい存在」に映ることが多いため、
フォロワーはリーダーの発言や行動に強く影響されます。
これは、
心理学における「同一視(アイデンティフィケーション)」
という現象で、フォロワーはそのリーダーを通して
自分の価値観や信念を確認し、強化する傾向があります。
✓ 教義型アカウントの安定性と心理的信頼
✓安定感と安全感を生む作用
教義型アカウントは、
カリスマ的リーダーよりも「教義」を軸にしているため、
長期的な安定と信頼を得やすいという特徴があります。
人間の脳は、
予測可能なパターンや一貫したメッセージに触れると、
安心感を覚える傾向があるため、
教義型アカウントは「安定した情報源」としてのポジションを確立しやすいのです。
✓確立されたブランド価値と一貫性
教義型アカウントでは、
フォロワーが一貫した教義に従うことで、
自分の価値観を再確認したり、
安心してそのブランドに信頼を置く心理が働きます。
これは、
繰り返し接触することで好意度が増す「単純接触効果」とも関連しており、
同じメッセージが繰り返し伝わることで、フォロワーの潜在意識に浸透していきます。
教祖型アカウントのSNSノウハウ:カリスマ性を活かした戦略
✓ 「個性」を際立たせる一貫性のあるスタイル
教祖型アカウントの最大の特徴は、
「個性」が際立っている点です。
「個性」というのは、
- 自分の意見、主張
- 考え、思考
- 性格、特徴
- 声、顔
などですね。
その中でも特に、
自分の一次情報(経験)を重視する形です。
他にも、同じトーンやユーモア、色味で統一感を持たせることで、
「この人らしい」というブランドイメージを確立したりも可能です。
✓ 自分だけの「物語」から語られる主張
そしてもうひとつは、ストーリーです。
自分の苦労や成長、
過去の出来事から、今後の展望まで、
すべてを一貫して、
人生をひとつの物語にしているのが特徴です。
✓ 理念・信念を重要視
そして最後は、理念・信念です。
どのように考え、
人生の中で何を大切にして、
生きているのか。
という理念、信念を重要して、
それを発信しています。
教義型アカウントのSNSノウハウ:安心感と信頼感を高める長期的戦略
✓ 論理的で客観的な発信スタイル
教義型アカウントは、
感情的な発信よりも
論理的で客観的なスタイルが求められます。
情報を過度に美化せず、
慎重に真実を伝えることが、
長期的な信頼の獲得につながります。
✓ 論文や研究など根拠・データから語られる主張
教義型は、情報の信頼性や根拠を重視するため
研究データや実績などの事実に基づいた発信が効果的です。
例えば
「この商品は〇〇の研究に基づいて作られました」
といった具体的な根拠を示すことで、
フォロワーは安心感を持ち、再訪問しやすくなります。
✓ 再現性を重要視
教義型アカウントでは、再現性があるかどうかも重要な要素です。
「誰が試しても同じ結果が出る」
という一貫した価値をアピールすることで、
ブランドに対する信頼感がさらに強まります。
発信内容においても再現性を重視し、
「この方法で誰でも成果が得られる」
というメッセージがあると、フォロワーの満足度や信頼が向上します。
どのスタイルで発信するのか
教祖型と教義型のアカウント戦略は、
それぞれ異なるアプローチでフォロワーとの関係性を深める方法です。
教祖型は、
リーダーやカリスマ的な存在の個性や信念を通じて、
フォロワーに強い共感や憧れを抱かせる戦略であり、
パーソナリティを軸にした一貫性が重要です。
一方、教義型はブランドや組織の価値観を繰り返し発信し、
長期的な信頼を築くことを重視するアプローチです。
データや再現性に基づく客観的なスタイルが、
フォロワーに安心感をもたらします。
また、どちらが良いかという話でもなく、
どちらの良い点をつまんでいくのもおすすめです。(バランス型)
ちなみに僕の発信スタイルはバランス型ですね。
自分自信を客観的に見たときに、
どのスタイルで発信すべきか、
フォロワーにどのように見られているのか。
というのを認識して、
適切な戦略でSNS運用をしていきましょう。