僕が文章を書くときに、
「常に意識していること」を2つ紹介します。
意外と、この話をすると、
「え、知らなかった」
「そんな視点があったんだ」
こういう風に驚かれることが多いです。
すぐに実践できる内容ですので、
ぜひご覧ください。
1人と会話しながら書く
1つ目はこれです。
実際に会話しているわけではないですが、
自分の頭の中で会話を想像しながら文章を書いています。
基本的には、
僕の友達だったり、
家族だったり、
生徒だったり、
最近知り合った方だったり、
クライアントの顔を浮かべています。
静かで落ち着いた雰囲気のカフェで、
向かいに座って、相談にのっているイメージです。
いわゆる伝える相手を明確にする。
ということですね。
誰のために、文章を書くのか。
その人は、何に悩んでいるのか。
何を伝えれば、問題を解決するのか。
ターゲットを明確にすると、
伝えるべき言葉が、
すらすら出てきます。
重要なポイントは、
顔までちゃんと想像することです。
具体的に、「顔」を思い浮かべるだけで、
文章の内容や言い回しが自然と変わってくるんです。
言葉を選ぶときも、
この表現だとわかりやすいかな、とか
この説明だと難しいかな、とか
この具体例だったら伝わるかな、とか
これ言ったら、次はこういう疑問が浮かぶかな、とか
相手の反応を想像しながら進めていきます。
この「対話」こそが、
文章の親しみやすさや、わかりやすさの正体です。
そして、いまいち伝わりづらい抽象的な文章になってしまってる人は、
✓ 相手の顔が見えていない
というのが最大の原因です。
文章で生活している僕でも、
顔が見えなかったら、
ぼやっとした文章になってしまいます。
誰に届けるのか。
そしてその人をどれだけ深く理解しているか。
これが鍵になります。
さらにもう一つ。
大事にしているのは、
相手の心の中も想像すること
これが文章を書くときに
常に意識していることの2つ目です。
伝える人が、
何に悩んでいるのか
どんな言葉ならすっと心に届くのか
逆にどんな言葉だと違和感を感じるのか
今どう思っているのか
どこが分かりづらかったのか
このあたりの心の中を、
きちんと想像することです。
そして、そのたった1人のために、
全力で価値提供をするんです。
僕の場合、
たくさんの人の悩みを聞いてきた経験があるので、
そのへんは、手に取るようにわかります。
そしてこれが、
僕の強みにもなっています。
こうした、悩みのリサーチと、心の想像を通じて、
より的確に、相手の心に届く文章が書けるのだと感じます。
しかし、
最初から心の中を見通すことなんてできません。
これも訓練なんです。
どうやって練習するのかというと、
✓ 文章にツッコミを入れる
これです。
自分が書いた文章に、厳しくツッコミを入れるんです。
まず準備段階として、
自分が書いた文章を、
1時間〜24時間くらい寝かせます。
時間を置く理由は、文章を書いた直後だと、
書いた意図が丸わかりになって、
添削する意味がなくなっちゃうからですね。
そして、
添削の時間が来たら、
ツッコミを入れていきます。
疑問が浮かんだら、それをどんどんぶつけていきます。
この文章で言うと、
「なんで文章にツッコミを入れるの」
「どのタイミングでツッコミを入れればいいの」
「なんで時間を置いてからツッコミを入れるの」
「具体例を教えてほしい」
このようなツッコミです。
そしてその回答をしていけばOK。
これを継続していくうちに、
自然と「読み手目線」が身についていきます。
すると、
心の中を想像することができるようになります。
もうひとつめちゃくちゃ推してる方法が、
✓ 実際、相談にのってみる
ということです。
1対1での個別相談ですね。
リアルで友達の相談に付き合うのもいいですし、
コンサルとってMTGするのもいいです。
実際に会わずとも、
DMやチャットでの相談や、
添削などでもめちゃくちゃ効果あります。
ひとりひとりと、徹底的に向き合うんです。
こういう個別の相談を全力でしていくと、
何に悩んでいるのか
どこでつまづきやすいのか
どんな言葉なら響くのか
っていうのが、
リアルにわかります。
しかも、
こういう全力の価値提供をすると、
信頼が溜まっていき、
ファンが1人ずつ増えていきます。
そして濃いファンが10人いれば、
100万なんて余裕で稼げます。
文章力のみならず、
ビジネス力を一気に上げるためにも、
個人で稼ぐ力を高めるためにも、
この相談にのってみるって方法は、
めちゃくちゃおすすめです。
たった1人と、とことん向き合う
文章を書いていくうえで大切なのは、
「顔を思い浮かべて会話するように書く」
「その人の頭の中を想像する」
でした。
ライティングは、
結局は人と人とのコミュニケーションです。
そしてそのライティングを突き詰めると、
直結して「稼ぐ力」につながります。
決して簡単に身につくスキルではないですが、
努力して身につける価値はめちゃくちゃあります。
ぜひ、淡々と学んでいきましょう。