こんにちは、ききです。
今回は、AIの使い方講座です。
AIはいわゆる「魔剣」みたいなチート武器です。
上手に活用すれば、めちゃくちゃ使える。
でも、使えないと身を滅ぼしてしまう。
AIを上手に使う側と、
AIに奪われる側。
これは今後、ビジネスの「成功」を、
左右するほど重要なターニングポイントとなってきます。
ただ、
AIはめちゃくちゃ有能ですが、
まだまだ万能ではありません。
そのため、AIが得意なことや、
指示するときのコツまですべて解説していきます。
創造と革新は人、拡大と効率化はAI
まずは人とAIごとの役割から。
創造と革新は人間の役割、
拡大と効率化はAIの役割です。
クリエイティブなアイデアを作り出すのは人間の仕事で、
そのアイデアを効率よく多くの人に届けたり、実際に実行するのはAIが得意なんです。
他の表現をすると、
人間は「何をするか」を決め、
AIは「どう効率よくやるか」を実行します。
目的や方向性を決めるのは人間の役割で、
その方向性に従って具体的なタスクを自動化し、効率よく実行するのがAIです。
【AIが得意なこと】
- 1を100にする作業
- 大量のデータ処理
- ルールに沿った作業
【人が得意なこと】
- 0を1にする役割
- 感情や直感的な判断
- 抽象概念、裏の意図の理解
✓ AI=「the平均」
そもそも、
AIは、大量のデータの中から「答え」を探します。
そのため、AIに意見を聞くと、
大量のデータの中から、無難な回答をしてくれます。
めちゃくちゃ「無難」なんです。
このどっちつかずな無難な意見というのは、
偏りを生みません。
そして偏りを生まないということは、
人に共感されない意見になってしまうので、
「熱狂」を生まないんです。
AIは「the平均」です。
人は「偏り」があるからこそ「仲間意識」が生まれるんです。
これが人とAIの最大の違いになります。
AIを上手に活用する具体例
人とAIの役割の違いで説明したように、
AIに意見を求めることはあまり得策ではありません。
AIは、「超優秀な秘書」として活用しましょう。
活用方法は大きく3つ。
- 分析・改善
- 思考の整理
- 言語化の補助
です。
✓ 分析・改善
伸びている投稿と、伸びていない投稿、
これを自分の頭で分析するのも大切ですが、
AIに分析のアドバイスをもらうことで、
新しい視点をもらえることがあります。
下記はXで伸びたポストを貼り付けて、
「分析して」と指示を出した回答になります。
次は、「改善点」も出してもらいました。
※入り切らなかったので以下割愛
これはChatGPT4o(月額約3,000円)です。
かなり精度で回答してくれます。
✓ 思考の整理
もう一つは思考の整理です。
自分の悩みとか、ぶち当たっている問題とか、
頭の中でぼんやりはあるけど、もやもやしている時って
けっこうあると思います。
そんなときは、
なぐり書きで、自分の頭の中の文章を出してみて、
AIに投げてみましょう。
するとこのように、アドバイスとか、思考の整理の手伝いをしてくれます。
とりあえず、迷ったなら文章は雑でもいいので、
AIに投げてみる。
すると、「優秀な秘書」は、
新しい気付きを出してくれます。
✓ 言語化の補助
最後は言語化の補助です。
タイトル案とか、
もっとかっこいい言葉にできないかな。とか
そういったときに活用します。
けっこう雑に投げたにもかかわらず、
かなり良さそうなタイトルも出してくれます。
AIに指示するコツ【部下への指示力を上げる】
ほしい答えを出すためには、
的確な指示が必要になります。
これは、部下への指示力を上げるのと同義です。
✓ 明確で具体的な指示
漠然とした指示では期待する結果は得られません。
目的を見失わないように、次の点を意識しましょう
- NG例:「適当にやってみて」
- OK例:「3つの選択肢を挙げ、それぞれのメリット・デメリットを比較して」
✓ 目的を明確にする
目的が曖昧だと、
AIも人も正確なアウトプットができません。
目標を明確に設定することで、
意図に沿った行動を促します。
- NG例:「このプロジェクトを進めて」
- OK例:「このプロジェクトでは、売上を10%向上させることを目指して取り組んでほしい」
✓ ステップごとに指示を出す
大きなタスクを一度に渡すのではなく、
ステップごとに小分けして指示を出すことで理解を深め、精度を上げられます。
- NG例:「記事を書いて」
- OK例:「まず、競合分析をして、次にキーワードリサーチをし、最後に構成を組み立ててから執筆に取り組んで」
✓ 制約条件を設定する
「あなたは〇〇のプロです」というように、
自分の強みを活かすための役割を意識させ、指示を具体化させます。
- NG例:「自由にやってみて」
- OK例:「あなたはデータ分析のプロです。売上データを使って、この3ヶ月のトレンドを分析し、顧客の行動パターンを予測して」
✓ FBを活用する
指示を出して終わりではなく、
定期的なフィードバックを行い、
成果をブラッシュアップすることが重要です。
- NG例:「これでいいと思う」
- OK例:「ここはよくできているが、もう少し具体性を加えられるとさらに良くなる」
AI活用の鍵は「創造と効率化のバランス」
AIはビジネスにおける超強力なツールですが、
その力を最大限に引き出すには、
人間の創造性とAIの効率化をうまく組み合わせることが必要です。
人間が「何をするか」を決め、
AIが「どうやるか」を効率化して実行する。
この役割分担を意識して、
的確な指示を出し、目的を明確にし、
AIを「超優秀な秘書」として使いこなすことで、
ビジネスの成果を飛躍的に向上させることができます。
AIは実際に使ったほうが習得が早いです。
そのため、
ChatGPT、Gemini、PerplexityなどのAIを、実際に操作してみて
AIを使える側になっていきましょう。