「このままでいいのか不安」
「将来に漠然とした不安がある」
「私のキャリアはこのままでいいのかな」
このような「不安」のご相談を多くいただきます。
これって人のごく自然な本能です。
なので、
自分だけが焦っているというわけではありません。
だから安心してください。みんな不安と一緒に生きてるんです。
とは言っても、
どうにかして、この不安を和らげたいという人に向けて、
「不安のやわらげ方」を解説していきます。
不安は自然な本能
そもそも人は、「未来の不安」があったからこそ、
ここまで繁栄してきました。
脳の前頭前野が発達した結果、
未来がある程度予測できるようになったんです。
それにより、「未来の不安」を考えるようになります。
そしてその不安に対して、人は対応策を考えてきたんです。
「もしかしたら夜、猛獣が襲ってくるかもしれない…」
→だから強い武器を作ろう
「木の実が採れなくなるかもしれない…」
→他の食材を探してみよう
「冬になったら食材が少なくなるかもしれない…」
→食料を長期間保管する方法を考えよう
こういう風に、
「不安」という起爆剤があったからこそ、
人は対応策を考えて、今までの基盤を作ってきました。
なので、不安っていうのは誰もがもっている素質です。
だからこそ、不安とともに生きることを前提に対応策を考えていきましょう。
仏教にも、
「苦しみを避けるのではなく、それを知り、それに気づきなさい。」
という教えがあります。
まずは、何に不安を感じているのか「知る」必要があります。
不安の原因を「可視化」する
A4の紙とペンを用意して、
殴り書きでいいので不安を書いていきましょう。
ポイントは「自分に質問をして」3回以上は深ぼることです。
将来が不安。
「なんで不安なの？」
今のフリーランスの働き方だと収入が減るかもしれないから。
「なんで収入が減るかもなの？」
3つの企業から依頼を受けてるんだけど、それが一生は継続しないと思うから。
「対応策ってあるの？」
収入源をもっと増やすか、生活防衛資金を貯めておくのが対応策かな。
このように
3回ほど深ぼっていくと、根本的な原因が見えてきます。
そして、
その原因に対して「対応策」を考えていけばいいんです。
上記でいうと、
収入源を増やす。もしくは生活防衛資金を貯める。
これが対応策でした。
次は、
具体的に何をするのかを決めていきます。
収入源を増やす場合は、
SNSを始めて自分の事業を作るのか。
複数の企業と契約を結ぶのか。
チームを作ってもっと案件を増やしていくのか。
などなど、考えていくといろんな対策があります。
その中で自分が手につけられるものを片っ端からやっていきましょう。
不安をなくす方法は「動くこと」
SNSを始めるなら、
Xで10本ポストを作ってみる。
など、実際に考えていきます。
このように動き出すと不安は減っていきます。
Xで発信を始めてみる。
ブログ記事を書いてみる。
なんでもいいんです。
そもそも人は「身体」と「心」が連動してて、
前向きなときは、不安になることはないんです。
走ってて不安になることはないし、
記事執筆に集中してて不安になることはない。
アランの幸福論にもある通り、
今に集中することこそが、不安をなくす唯一の方法です。
うつ病の患者にも、
朝日を浴びて散歩する。のが推奨されてます。
行動しているというのは、前に動いていることです。
前向きな身体に引っ張られて、心も前向きになっていきます。
↑これって全然スピリチュアルな話ではなく、脳科学的に証明されてる話なんです。
思いっきり走りながら、泣くことはできないし、
筋トレしながら、思いっきり笑うことはできないんです。
身体と心はつながってるからですね。
なので、具体的な対応策がわかったら、
それを実際にやってみる。
今に集中するっていうのが不安をなくす方法です。
一生不安はなくならないのか
この答えは、そのとおりです。
人である以上、不安は必ずあります。
ですが、
不安の原因を知り、それを解決する。
このフローを何回も何回も繰り返すと、耐性がついてきます。
起業家のホリエモンさんとかを見てみると、
不安なんて何もないようにビジネスをしていますよね。
それは、今まで数え切れないくらいのビジネスをやってきたからです。
ビジネスに挑戦し、不安がありながらも、原因を追求し解決していく。
これを何度も何度も繰り返すことで、
ある程度「大丈夫なんだ」と自信になります。
今、不安が大きい人は、
単純に経験が少ないだけなんです。
だからこそ、
目の前のことから乗り越えていきましょう。