こんにちは、ききです。
今回は、「脳のバグ」について解説していきます。
脳の機能や、性質、本質を理解することで、
自分の行動をコントロールすることができるようになります。
3日坊主を解決したい。
そして人生を良くしたい。
という方はぜひ最後までご覧ください。
今の日本人に不必要な、脳のバグとは
脳には、数多くの「バグ」があります。
その中でも一番強いバグが、
「生存本能」です。
今の時代、日本に住んでるなら、
最低限の安全は保証されています。
にもかかわらず。
「生存本能」によって、
人は新しいことに挑戦したくないし、
(危険な場所に行って死んだら嫌だから)
太りたくないと思っても、
ついついポテチを食べちゃうし、
(食料がなくなったときに備えて少しでも蓄えておきたいから)
外にランニングに行こうと思っても、
3日坊主でやめちゃうし、
(少しでも体力を温存するため)
今、安心、安全な暮らしができているなら、
それを変えたくないんです。
(今のままでいたいという、現状維持バイアス)
このように、
「普通に考えたら明らかに合理的ではないのに、なぜか抗えない本能」
がたくさんあります。
✓ 短期の快楽による脳の"バグ"
昔の人間は、今を生きるのが最優先でした。
いつ、猛獣に襲われてもおかしくないし、
寿命自体も非常に短いからです。
そのため、「今」に焦点を当てて、
生き残るための「本能」を獲得してきたんです。
それも40万年前からです。
500年前に科学革命が起き、
医療などが急激に発展しました。
そのおかげで、
寿命は伸び、そんじゃそこらじゃ死なない環境が作られたんです。
なので、39万年以上は「狩猟生活」だったので、
そのころの本能がたった数百年で変わるわけありません。
短期的な快楽に流れてしまうのは、
しょうがないことなんですね。
ではどうすれば、いいのか。
それは本能にあらがう必要があるんです。
ポイントは、長期的な快楽の条件づけ。
長期的な快楽の条件づけ【脳をコントロールする】
人の本能を理解して、
自分の脳をコントロールしないと、
健康にもなれないし、
ましてや成功することもできないんです。
そのためには、
脳を徐々にアップデートしていく必要があります。
例えば、健康や成功といった長期的な目標を「快楽」と結びつけるように脳を再プログラムすることがポイントです。
✓ 小さな成功体験を積む
ほんとうに小さな成功体験でOK。
最終目標が「10kmランニングする」なら、
最初から、その目標にしてはいけません。
なぜなら、ハードルがめちゃくちゃ高いから。
3日坊主で終わる未来が目に見えています。
なので、ハードルをとことん低くしましょう。
まずは、ランニングウェアに着替える。このくらい小さな目標です。
その次の日は、準備運動する。
その次の日は、外に出てみる。
その次の日は、近所の公園まで歩いてみる。
その次の日は、100m走ってみる。
こんな感じです。
小さな成功体験を積むことで、達成感が得られます。さらに自信もつく。
ランニングが「苦しいもの」から「快楽を伴うもの」に変わっていくんです。
さらに、小さく始めるのを続けていくと、それが習慣化していきます。
さらにさらに、
人はやり始めると、「やる気」が出てきます。
厳密には「やる気」は脳科学的に否定されてるので、
現状維持バイアスが良い意味で働くんです。
「せっかく外出たんだし、100m走ってみっか」
こんな思考になります。
なので、まずは小さな成功体験を積むことからです。
✓ 報酬システムを活用する
小さな成功体験を積むために、目標を設定します。
その目標を達成する割合を高めるために、報酬システムを活用しましょう。
目標を達成したら、好きな映画を見る。
など。
目標を達成したら、ちょっと豪華な食事を食べる。
など。
達成感と報酬をセットにすることで、
長期的な行動を続けやすくなります。
逆に、目標を達成できなかった場合は、
「罰」を設定しましょう。
1週間ポテチ禁止、とか。
1日SNS禁止、とか。
ですね。
そして予測できるであろう与件は、
あらかじめ乗り越え方を決めておきましょう。
与件っていうのは、
予測される問題点ですね。
熱が37℃出たとき、ランニングはどうするか、とか
雨降ってるとき、ランニングはどうするか、とか
二日酔いのとき、ランニングはどうするか、とか
あらかじめ予測できることは、対策を立てておきます。
たとえば、1日走れなかったら、
腹筋30回するとか、
このように決めておくことで、
「言い訳」ができなくなります。
1日でも例外をつくってしまうと、
その良い習慣はずるずるなくなってしまうので、
この与件はきっちり洗い出して、対応策を決めておきましょう。
✓ 視覚化の力を借りる
目標達成に向かっている過程、目標値の可視化です。
数字とビジュアル、この2種類の可視化をしましょう。
たとえば、
ランニングを例にすると、
数字の目標は、10km走れる身体になること。
ビジュアルの目標は、スリムな細マッチョになること。
できればビジュアルの方は、
理想体型の写真を、よく見る場所(トイレなど)に設置しておきましょう。
ビジネスでいうと、
数字の目標は、月100万稼ぐ。
ビジュアルの目標は、山奥の自然豊かな別荘で過ごせるようになること。
この数字目標、ビジュアル目標は、
具体的であればあるほど、達成の確率は上がります。
バグを乗り越えよう
今回は脳のバグと、その乗り越え方を解説しました。
新しいことを始めるとき、
目標を達成したいとき、
収入をあげたいとき、
良い習慣を身につけたいとき、
様々な場面で使える技なので、
ぜひ人生を良くするために活用してみてください。