皆さんの発信が読者の頭に残り、
ついつい無意識に発信を追ってしまう。
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この状態って実は、意図的につくれるんです。
今回は、情報発信をする上で必ずおさえておくべき、
「脳のクセ」について解説していきます。
読者の意識を向かせる鍵は、「脳のクセ」
つい何度も見たくなるようにはどうすればいいのか。
読者の注意を、
無意識に向かせる鍵は「脳のクセ」にあります。
具体的には、
脳の中にあるRAS(ラス:Reticular Activating System網様体賦活系)
の作用になります。
このRASというのは、
私たちの「注意」を管理していて、
「一度深く意識に上ったもの」を優先的に認識するように働きます。
たとえば、
「最近買った車を、よく見るようになった」
このような現象を体験した人もいるんじゃないでしょうか。
これも、
- 自分の車を購入=深く意識に上る
- 街なかに行くと、自分の車と同じ車種に無意識に注意が向く
このような働きがあります。
もうひとつ例に上げると、
「好きな人をついつい目で追ってしまう」
この現象も脳のクセによるものです。
- 好きになる=深く意識に上る
- 好きな人はすぐ目につくようになる
このような流れですね。
✓ RAS:太古からの生存本能
そもそもなぜ、このような脳のクセが存在するのか。
それは、人間の歴史にひもづきます。
太古の人類は、
- 危機を回避する
- 重要なチャンスを逃さない
この2つが生死を分けるので、常にRASが働いていました。
たとえば、
一度マンモスと戦った戦士は、
マンモスの存在や動きに俊敏に反応できるようになったり、
一度腹を壊した果実は、
遠くにいても見分けがつけれるようになったり、
どれも生きるための本能なんです。
それが、現代の僕たちの中にも未だにのこっています。
ではこの脳のクセをどのように、発信に活かせばいいのか。
解説していきます。
読者の意識を向かせる方法【一回の深い関わり】
結論は、一回の深い関わりです。
浅い接触を何度も繰り返すのも、もちろん重要ですが、(単純接触効果)
一度でもいいので、深い関わりを持つことが非常に重要な要素になります。
1回の接触で感情に強く響けば、
その後も読者は無意識にあなたの発信を追いかけるようになります。
より具体的な方法を3つ紹介します。
✓ 少額のコンテンツ
100円のnoteなどが該当します。
たとえ100円であっても、
読者がお金を払って購入したコンテンツは、
「元を取ろう」と、注意深く読みます。
無料だと、さらーっと流し見サれてしまうんです。
基本お金を払ったものは、しっかり見てもらえます。
そしてしっかり読んでもらえれば、
このきっかけが、脳に刻まれるんです。
購入したという事実が読者の脳に
「これは価値があるものだ」と印象づけます。
結果として、その後もあなたの発信が気になる存在となるんです。
なので、少額のコンテンツなどは、
「稼ぐ」が目的なのではなく、
「深い関わりを持つきっかけづくり」が最大の目的になります。
✓ DMやLINE、メルマガなど1対1の関わり
クローズドな環境での、1対1の関わりも、
脳に刻み込まれやすいです。
一度話した人は、
基本的には忘れないんです。
もちろん、
1日に大量の「はじめまして」があるような、
初めての会社の飲み会とかだと、1人1人との記憶は薄れます。
ですが、
日常の中に、突然1人とだけ「はじめまして」が来ると、
それは、脳に刻まれるんです。
DMやLINE、メルマガは、
この深い関わりには重要な要素となります。
いわゆる「裏の価値提供」ですね。
ここで良い印象がすり込まれると、
一気にあなたを信頼するんです。
✓ 限定動画などの特典の視聴
特典とか、プレゼントなどをもらうと、
それも脳に刻まれやすいです。
誕プレをもらった人には、
必ず覚えておいて、あとで恩返ししよう。
って気持ちになりますよね。
これと同じで、
- LINE限定の1時間の動画とか
- メルマガ限定の10個の特典とか
このあたりの、プレゼントを送ることで、
記憶に残りやすくなります。
もちろん、
微妙なプレゼントは、ダメです。
期待値を上回るプレゼントを送ってGIVEしましょう。
プラスにもマイナスにも働くRAS
この深い接触は、必ずしもプラスに働くとは限りません。
発信の中身がスカスカだったり、
期待外れだった場合は、
悪い意味で脳に刻まれてしまいます。
逆に期待を超える価値を、提供すれば、
いい意味で脳に刻まれて、
読者はその後もあなたのコンテンツを追いかけるようになります。
なので重要なのは、
あなたの価値提供次第なんです。
✓ 地道な努力と真の価値提供
ではどうすれば、
最大の価値提供ができるのか。
それはターゲットの理解と、地道な努力しかありません。
プレゼントを渡す人の好みを知らないと、
良いプレゼントを作れませんし、
地道なリサーチ(インプット・情報収集)がないと、
価値あるプレゼントにはたどり着けません。
今回は、「脳のクセが〜」とかお話しましたが、
結局は人と人のコミュニケーションがビジネスです。
ぜひしっかりと学んで、
真の価値提供を顧客にしていきましょう。